昨日、リーバイスジャパンのTwitterアカウントが、ビンテージカスタムモデル505CについてのツイートをRTしました。
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さすがモデルさん!とても良く似合っているなと写真を見て思いました。
「日本に数本しか入ってきてないビンテージカスタムモデル」と書かれています。
写真からも中田クルミさんが穿いているジーンズは、オリジナルの古い年代の505をカスタムしたものに見えます。
興味を持ったので、クルミさんのブログを見てみて見たところ、505Cの記事がありました。
[##external-link## 極上の一本 / 中田クルミ]
このタグは、リーバイスが2014年に、ユーズドの501を限定501本テーパードにカスタマイズした時のタグのデザインと相通じるものがあります。
タグの大きさ、取り付け位置、縫い付け方も共通です。
リーバイスは、2015年1月に501CTを発表、発売開始しました。
また、501CTを発売する前年の2014年に、ユーズドの501をカスタムしたリミテッドエディションを制作しています。
2015年発表当時に、リーバイスは、それらリミテッドエディションの501カスタムをモデルさんやファッション業界関係の方にプレゼントしました。
505Cでも同様のアプローチを取っているようです。
Hayata Kosugiさんのインスタによると、限定100本のプロトとあります。
ファッション誌Esquireのインタビュー記事で、リーバイス・デザイン部門のトップJonathan Cheung氏は以下のように語っています。
(訳)
我々のイノベーションラボ、Eurekaで何ダースもプロトタイプを制作しました。そして、ストックホルム、上海、ロンドン、メルボルンなど世界中の各地をまわり(サンプル提供し)テストしました。
(訳終わり)
501CTや505Cは、過去の501や505をカスタムしたというのがデザインコンセプトなので、実際にカスタムしたプロトタイプを制作し、制作したプロトタイプを実際に着用、使用テストを行って、デザインを完成するのは至極妥当なアプローチです。
制作したプロトをテスト後、喜んでもらえそうなモデルさんや業界関係者にプレゼントすることも妥当であり、実際に行われていることも多いと思います。
プレゼントしたモデルさんが、SNSやブログでそのプロトを紹介するのも、話題作り、イメージ作りとして、マーケディング的に効果があると思います。
しかし、モデルさんや業界関係者だけに特別にプレゼントしたことなどを述べているSNSの投稿を、リーバイスが積極的に紹介するのは、正直言って、疑問があります。
販売中の505Cをモデルさんが着用しているのであれば、大きな宣伝効果があるので、積極的にプレゼントして、紹介するべきと思います。
しかし、モデルさん達にプレゼントしたものは、本物のヴィンテージ・オールドをカスタムした特別仕様の限定モデルです。
一般人は手に入れることができないもので、現在販売中の505Cと同じ品ではありません。
上で紹介したKOSUGIさんのインスタの投稿が添付されているツイートもリーバイスジャパンは、RTしています。(リーバイスジャパンがRTしたことで、KOSUGIさんの投稿を知りました。)
アメリカのリーバイスでは、この様なRTはしていません。
上で引用したCheung氏のインタビューでも、「数ダース、プロトタイプを制作して、テストした。」と述べていますが、それ以上踏み込んで語っていません。
「100本限定でプロトタイプを制作して、モデルや関係者に配布した。」という様なことをリーバイスが、メディアに話したら、「有名人はタダで特別限定品を貰えて、一般消費者は通常生産品を購入しろということか?」といった様なネガティブなイメージを持つリスクが少なくないため、積極的に情報公開はしていないと思います。
日本では、有名人は特別な扱い(プレゼント)されても、マイナスイメージにはならないのかもしれません。
私はビジネス的には、リーバイス自体が積極的に紹介することは、あまり有効ではないのではないかと思いました。(上に書いた様にイメージ作りの点では効果があるので、プレゼントされた人たちが紹介することは、効果があると思います。)
これらのツイートを見て、「505Cを買おう!」と505Cと直接結びつけて考える人は少ないと思います。(名前以外、現在販売されている505Cとの直接的な関連はないと思います)
感じ方、考え方は人によると思います。全く問題ない。むしろ、ビジネスでも効果的だ!良い!と思う人もいると思います。
好意的に解釈すると、特別にカスタムされたプロトタイプの詳細・情報を、貰った人たちのファン(フォロワー)だけでなく、リーバイスが紹介してくれるので、日本では目にする機会が得られるとも考えられます。
実際、リーバイスジャパンが中田クルミさんやHAYATA KOSUGIさんのツイートをRTしてくれなければ、オールドやヴィンテージの505のカスタムについて、私が情報を得たり、写真を見る機会は得られなかったと思います。
関連ブログ記事:
[##check## 505Cとは?]
[##check## 505C 日本でも発売開始!!日米、男女共通色中心!]
Levi'sから505cいただきました。日本に数本しか入ってきてないビンテージカスタムモデル〜〜シビれます!— 中田クルミ NAKADA CULUMI (@CULUMI_NAKADA) August 6, 2016
I was very glad to get a limited de… https://t.co/491FEZBWou pic.twitter.com/Wz2kF8HEeO
さすがモデルさん!とても良く似合っているなと写真を見て思いました。
「日本に数本しか入ってきてないビンテージカスタムモデル」と書かれています。
写真からも中田クルミさんが穿いているジーンズは、オリジナルの古い年代の505をカスタムしたものに見えます。
興味を持ったので、クルミさんのブログを見てみて見たところ、505Cの記事がありました。
[##external-link## 極上の一本 / 中田クルミ]
![]() |
505C limited Edition Tag, 中田クルミさんのブログから |
私がいただいたのは
ビンテージの505を505cの形に
一本づつリサイズした
超限定のものでして…!
このタグは、リーバイスが2014年に、ユーズドの501を限定501本テーパードにカスタマイズした時のタグのデザインと相通じるものがあります。
![]() |
Levi's 501 CT Production Photos: By paulandwilliams, flickr |
リーバイスは、2015年1月に501CTを発表、発売開始しました。
また、501CTを発売する前年の2014年に、ユーズドの501をカスタムしたリミテッドエディションを制作しています。
2015年発表当時に、リーバイスは、それらリミテッドエディションの501カスタムをモデルさんやファッション業界関係の方にプレゼントしました。
501CTは、発売前に古着の501をカスタムしたものが、501本制作されました。505Cも似たアプローチを取ったようです。2015年初めに501CTが発表された時に投稿した記事です。 http://www.mylevis501.com/2015/01/501ct-used-or-new.html
Posted by ロングホーンインポート on Sunday, August 7, 2016
505Cでも同様のアプローチを取っているようです。
Hayata Kosugiさんのインスタによると、限定100本のプロトとあります。
ファッション誌Esquireのインタビュー記事で、リーバイス・デザイン部門のトップJonathan Cheung氏は以下のように語っています。
We made dozens of prototypes at Eureka, our Innovation Lab, and then went on the road and tested the fit everywhere from Stockholm to Shanghai, London to Melbourne.
我々のイノベーションラボ、Eurekaで何ダースもプロトタイプを制作しました。そして、ストックホルム、上海、ロンドン、メルボルンなど世界中の各地をまわり(サンプル提供し)テストしました。
(訳終わり)
501CTや505Cは、過去の501や505をカスタムしたというのがデザインコンセプトなので、実際にカスタムしたプロトタイプを制作し、制作したプロトタイプを実際に着用、使用テストを行って、デザインを完成するのは至極妥当なアプローチです。
制作したプロトをテスト後、喜んでもらえそうなモデルさんや業界関係者にプレゼントすることも妥当であり、実際に行われていることも多いと思います。
プレゼントしたモデルさんが、SNSやブログでそのプロトを紹介するのも、話題作り、イメージ作りとして、マーケディング的に効果があると思います。
しかし、モデルさんや業界関係者だけに特別にプレゼントしたことなどを述べているSNSの投稿を、リーバイスが積極的に紹介するのは、正直言って、疑問があります。
販売中の505Cをモデルさんが着用しているのであれば、大きな宣伝効果があるので、積極的にプレゼントして、紹介するべきと思います。
しかし、モデルさん達にプレゼントしたものは、本物のヴィンテージ・オールドをカスタムした特別仕様の限定モデルです。
一般人は手に入れることができないもので、現在販売中の505Cと同じ品ではありません。
上で紹介したKOSUGIさんのインスタの投稿が添付されているツイートもリーバイスジャパンは、RTしています。(リーバイスジャパンがRTしたことで、KOSUGIさんの投稿を知りました。)
俺のお宝— HAYATA KOSUGI / HSU (@hayata0629) August 2, 2016
手術から帰ってきた昔から履いてる505と世界に100本プロトタイプの505C LimitedEdition TAILORED VINTAGE 44/100 #505c #levis https://t.co/fAGMKqpIyo
上で引用したCheung氏のインタビューでも、「数ダース、プロトタイプを制作して、テストした。」と述べていますが、それ以上踏み込んで語っていません。
「100本限定でプロトタイプを制作して、モデルや関係者に配布した。」という様なことをリーバイスが、メディアに話したら、「有名人はタダで特別限定品を貰えて、一般消費者は通常生産品を購入しろということか?」といった様なネガティブなイメージを持つリスクが少なくないため、積極的に情報公開はしていないと思います。
日本では、有名人は特別な扱い(プレゼント)されても、マイナスイメージにはならないのかもしれません。
私はビジネス的には、リーバイス自体が積極的に紹介することは、あまり有効ではないのではないかと思いました。(上に書いた様にイメージ作りの点では効果があるので、プレゼントされた人たちが紹介することは、効果があると思います。)
これらのツイートを見て、「505Cを買おう!」と505Cと直接結びつけて考える人は少ないと思います。(名前以外、現在販売されている505Cとの直接的な関連はないと思います)
感じ方、考え方は人によると思います。全く問題ない。むしろ、ビジネスでも効果的だ!良い!と思う人もいると思います。
好意的に解釈すると、特別にカスタムされたプロトタイプの詳細・情報を、貰った人たちのファン(フォロワー)だけでなく、リーバイスが紹介してくれるので、日本では目にする機会が得られるとも考えられます。
実際、リーバイスジャパンが中田クルミさんやHAYATA KOSUGIさんのツイートをRTしてくれなければ、オールドやヴィンテージの505のカスタムについて、私が情報を得たり、写真を見る機会は得られなかったと思います。
関連ブログ記事:
[##check## 505Cとは?]
[##check## 505C 日本でも発売開始!!日米、男女共通色中心!]
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