3年前頃から、ヴィンテージリーバイスへの興味、関心が高まっている様に思います。
ヴィンテージの情報を求めて検索を経由して、本ブログを訪問する人の数が、増えてきています。
昨年から今年にかけて、この傾向は、さらに強くなっています。
これから何記事かに分けて、ヴィンテージリーバイスを購入する上で知っておいた方が良いと思われることについて、比較的良く知られていることから、あまり知られていないことなども含めて、書きます。
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”501 ビッグE 相場価格”、"66前期 相場”という様な相場価格の情報を探していると思われる検索ワードを、良く目にします。
古着屋さんで販売されているヴィンテージの価格を見て、「その価格は相場から見て、妥当なのか? 高いのだろうか?安いのだろうか?」と思ったり、オークションで入札する時に相場を知りたいと思って、相場価格について(参考となる情報を)検索することは、至極妥当なことだと思います。
先に答えを申し上げると、ヴィンテージリーバイスを含めて、ヴィンテージ品に明確な相場価格は存在しません。
もちろんある程度の目安となるおおよその相場価格はあります。しかし、確固たるものではありません。また、コンディション、希少性、他様々な要因によって価格は異なります。
価格は、需要と供給のバランスで上下します。このことは基本的な市場原理であり、ヴィンテージの価格も該当します。
オリジナルヴィンテージは、数十年以上も前に製造された製品のため、供給数は限られています。そのため、需要が価格変動の一つの大きな要因となります。
需要が供給を上回れば価格は上昇し、需要が低ければ、価格は下落します。
株式や車などのように、取引数量が相当数あれば、ある程度明確な相場価格が形成されますが、ヴィンテージの数は限られており、常時、相場価格と言えるほどの取引実績はありません。
取引・流通数量が相対的に多くないことに加えて、個体のコンディションによる価格差も非常に大きいため、一概に「この年代のモデルであれば、相場はxx円です。」と簡単に回答することは難しいです。(例え、答えたとしても、その相場額自体の妥当性、信頼性は高くありません。)
ロングホーンインポートでは、モデル、年代、コンディション、生地の状態、色味、希少性、その他のプレミアム要因(プラスとマイナス)など様々な要素を元に値段を決めています。
ヴィンテージには、様々なコンディションの品があります。生地の色味、濃さも様々です。
良好なコンディションのヴィンテージは、本当に少ないです。コンディションの良し悪しによる、価格差は非常に大きいです。コンディションによる価格差の広がりは、拡大する傾向にあります。
ネットで検索して、同じモデルの似たコンディションのものがあれば、価格の参考になると思います。
しかし、流通数量が少ないこと、取引時期など、様々な不確定要因が存在します。
また、古着屋さんによって、値付けの考え方が異なることも少なくありません。
販売済みの品で時折、非常に安いものがあったりしますが、何か理由があって大幅に価格が下げられていた可能性も考えられます。
また、販売時期がかなり以前のものであることもあります。市場価格は変動しているため、時期によっても価格は異なります。
2000年代は、ヴィンテージリーバイスの需要が停滞していたので、今と比べると信じられないほど安い値段で販売されていた時がありました。
ここ数年、ヴィンテージの価格は上昇傾向にあります。
これらのことは、ヴィンテージを購入する上で、知っていた方が良いことです。
ここまで、書いたことをまとめます。
ヴィンテージは、基本的には実績のある信頼できる古着屋さんで購入するのが、無難だと思います。
オークションは、個人の取引が中心のため、お店で購入するよりは安く購入できる可能性が高いです。その代わり、リスクも高くなります。
ある程度ヴィンテージに知識があって、実物も相当数見てきている人であれば、オークションも選択肢に入りますが、初心者の方にはリスクが高くなるため、お勧めできません。
ヴィンテージ・リーバイスは価格が安いからと買うというようなものではありません。オールドは非常に安いものもありますが、ヴィンテージは総じて価格は高くなります。
価格はプレミアムがついていますが、ヴィンテージはそれだけの魅力があります。魅力を感じて購入する人がいるから、価格も上昇します。購入する人がいなければ、価格は上昇せず、下落します。
90年代のヴィンテージブームの時は、「所有欲」、「希少なものを持っている優越感」と言った様な動機で(もあって)購入した人もいたと思いますが、現在ヴィンテージを購入している人は、他人の評価は関係なく、ヴィンテージの魅力をその人が強く感じているから購入していると思います。
今購入すれば、後で高く売れると言った投資的な考えで購入する人は、今は皆無だと思います。ほとんど(全て)の人が、着用を前提に購入していると思います。
市場は過剰な状態にはなく、ヴィンテージの市場は健全であると言えるかもしれません。
購入する際の判断基準は、コンディション、サイズが重要だと思います。
良好なコンディションで、サイズも適正であれば、本当に満足感も高まります。(適正サイズ、サイズに対する考えは人によっても異なります。)
コンディションとサイズは、できるだけ妥協しないことをお勧めします。
ヴィンテージリーバイスは、様々な魅力があります。実際に入手して、着用してみないと分からないこと、新たに感じる魅力、楽しみもあります。人によって感じ方は異なりますが、ご参考までに過去に投稿した記事を添付します。
[##check## ヴィンテージデニムの色の魅力]
[##check## ヴィンテージ ジーンズの魅力と楽しみ方]
ヴィンテージの情報を求めて検索を経由して、本ブログを訪問する人の数が、増えてきています。
昨年から今年にかけて、この傾向は、さらに強くなっています。
これから何記事かに分けて、ヴィンテージリーバイスを購入する上で知っておいた方が良いと思われることについて、比較的良く知られていることから、あまり知られていないことなども含めて、書きます。
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ヴィンテージ・リーバイスの相場価格
”501 ビッグE 相場価格”、"66前期 相場”という様な相場価格の情報を探していると思われる検索ワードを、良く目にします。
古着屋さんで販売されているヴィンテージの価格を見て、「その価格は相場から見て、妥当なのか? 高いのだろうか?安いのだろうか?」と思ったり、オークションで入札する時に相場を知りたいと思って、相場価格について(参考となる情報を)検索することは、至極妥当なことだと思います。
先に答えを申し上げると、ヴィンテージリーバイスを含めて、ヴィンテージ品に明確な相場価格は存在しません。
もちろんある程度の目安となるおおよその相場価格はあります。しかし、確固たるものではありません。また、コンディション、希少性、他様々な要因によって価格は異なります。
価格は、需要と供給のバランスで上下します。このことは基本的な市場原理であり、ヴィンテージの価格も該当します。
オリジナルヴィンテージは、数十年以上も前に製造された製品のため、供給数は限られています。そのため、需要が価格変動の一つの大きな要因となります。
需要が供給を上回れば価格は上昇し、需要が低ければ、価格は下落します。
株式や車などのように、取引数量が相当数あれば、ある程度明確な相場価格が形成されますが、ヴィンテージの数は限られており、常時、相場価格と言えるほどの取引実績はありません。
取引・流通数量が相対的に多くないことに加えて、個体のコンディションによる価格差も非常に大きいため、一概に「この年代のモデルであれば、相場はxx円です。」と簡単に回答することは難しいです。(例え、答えたとしても、その相場額自体の妥当性、信頼性は高くありません。)
ロングホーンインポートでは、モデル、年代、コンディション、生地の状態、色味、希少性、その他のプレミアム要因(プラスとマイナス)など様々な要素を元に値段を決めています。
ヴィンテージには、様々なコンディションの品があります。生地の色味、濃さも様々です。
![]() |
Vintage Levis 501s |
ネットで検索して、同じモデルの似たコンディションのものがあれば、価格の参考になると思います。
しかし、流通数量が少ないこと、取引時期など、様々な不確定要因が存在します。
また、古着屋さんによって、値付けの考え方が異なることも少なくありません。
販売済みの品で時折、非常に安いものがあったりしますが、何か理由があって大幅に価格が下げられていた可能性も考えられます。
また、販売時期がかなり以前のものであることもあります。市場価格は変動しているため、時期によっても価格は異なります。
2000年代は、ヴィンテージリーバイスの需要が停滞していたので、今と比べると信じられないほど安い値段で販売されていた時がありました。
ここ数年、ヴィンテージの価格は上昇傾向にあります。
これらのことは、ヴィンテージを購入する上で、知っていた方が良いことです。
ここまで、書いたことをまとめます。
ヴィンテージの価格について知っていた方が良いこと
- 明確な相場価格は存在しない。
- 価格は変動する。
- 現在、価格は上昇傾向にある。
- 同じ(近い)年代の同モデルでも、コンディションによる価格差がある。
- 良いコンディションとそうでないコンディションの価格差は拡大傾向にある。
- 良好なコンディションの品は、見つからなくなってきている。
- 取り扱うお店によって値差がある。
ヴィンテージは、基本的には実績のある信頼できる古着屋さんで購入するのが、無難だと思います。
オークションは、個人の取引が中心のため、お店で購入するよりは安く購入できる可能性が高いです。その代わり、リスクも高くなります。
ある程度ヴィンテージに知識があって、実物も相当数見てきている人であれば、オークションも選択肢に入りますが、初心者の方にはリスクが高くなるため、お勧めできません。
ヴィンテージ・リーバイスは価格が安いからと買うというようなものではありません。オールドは非常に安いものもありますが、ヴィンテージは総じて価格は高くなります。
価格はプレミアムがついていますが、ヴィンテージはそれだけの魅力があります。魅力を感じて購入する人がいるから、価格も上昇します。購入する人がいなければ、価格は上昇せず、下落します。
90年代のヴィンテージブームの時は、「所有欲」、「希少なものを持っている優越感」と言った様な動機で(もあって)購入した人もいたと思いますが、現在ヴィンテージを購入している人は、他人の評価は関係なく、ヴィンテージの魅力をその人が強く感じているから購入していると思います。
今購入すれば、後で高く売れると言った投資的な考えで購入する人は、今は皆無だと思います。ほとんど(全て)の人が、着用を前提に購入していると思います。
市場は過剰な状態にはなく、ヴィンテージの市場は健全であると言えるかもしれません。
購入する際の判断基準は、コンディション、サイズが重要だと思います。
良好なコンディションで、サイズも適正であれば、本当に満足感も高まります。(適正サイズ、サイズに対する考えは人によっても異なります。)
コンディションとサイズは、できるだけ妥協しないことをお勧めします。
ヴィンテージリーバイスは、様々な魅力があります。実際に入手して、着用してみないと分からないこと、新たに感じる魅力、楽しみもあります。人によって感じ方は異なりますが、ご参考までに過去に投稿した記事を添付します。
[##check## ヴィンテージデニムの色の魅力]
[##check## ヴィンテージ ジーンズの魅力と楽しみ方]
いつも楽しく拝見させていただいております。大学生の頃、アメ横でbig Eのデッドストックを15,000円、502のデッドを9,800円で購入して日常履きしていたので、その頃の刷り込みで未だに501を履いています。
返信削除私は29inchがちょうどよいので、ラッキーなことに相場よりも安くヴィンテージが購入できるので、いい出モノがあれば思い切って購入しています。現在では501XX、タイプもの、BIG E、66前期と気分によって”きょうの501”をチョイスしています。ヴィンテージの魅力はぼくの持っているものすべてシルエットに個体差があります。例えば裾幅は18cm~20cmの差です。この2cmの差は同じウェストでも履いてみるとまったく別物の印象です。10本ほどヴィンテージがありますが、今の時代感だと本当にお気に入りはタイプものの1本だけです。これはウェスト、股下、裾幅、ワタリが完璧で理想的なマイサイズです。大げさかもしれませが巡り会えるのに20年かかりました。ですからどんな他のリーバイス、まして他ブランドのものより満足感が断然違います。こういう理想的な1本に巡り合うまで長い時間をかけてのんびり501を見て回る楽しさは他のジーンズでは決して味わうことのできない魅力です。このサイトに巡りあえたことが、ますますぼくの501探訪をよく味わい深いものにしてくれています。数あるジーンズ情報の中で、こちらのサイトは情報量、質ともにたいへん満足しております。これからもレアな情報、アッと驚く話、なるほど膝をたたいてしまう裏話など、楽しみにしております。
canpachi cancan さん、コメントありがとうございます。こちらからの返事が大変遅くなり、誠に申し訳ございません。ヴィンテージが人気となる前(人気がでてきたころ)から、ヴィンテージリーバイスとお付き合いがあるのですね!ヴィンテージは、おっしゃる通り穿いた感じ、受けるシルエットなどの印象も一本一本、本当に違いますよね。また生地の色味、風合いも異なるので、個性・個体による差は、本当に大きいと思います。
削除canpachi cancan さんの場合は、シルエットをかなり重視していらっしゃるようですね。こだわるポイント、重視するところ、楽しみ方も人によって違うので、人によっては、本当に満足できる一本にめぐり会えるまでも時間がかかると思います。
20年かけて出会ったお気に入りの一本は、本当に特別なものだと思います。
本サイトについてのご感想、ありがとうございます。とても励みになります。
今後ともよろしくお願いいたします。