501 66前期と後期(66は通称・ニックネーム)は共に1970年代に製造された製品です。66前期と後期の見分け方は、バックポケット裏のステッチを見ることで分かります。
バックポケット裏がシングルステッチであれば66前期、チェーンステッチは66後期です。それ以外のディテールは、基本的に共通です。しかし、前期から後期に移行した頃に生地の変更が行われたと思われ、生地の色落ちの傾向は大きく異なります。
66前期はきれいな縦落ちをすることで定評があります。一方、66後期は後のモデルの赤耳と同様に明確な縦落ちはせずに、まだらな感じの色落ちをする傾向があります。色落ちの傾向の差により、両者の人気も明確に差があります。
シルエットは細めのストレート。股上は浅めです。私は66のシルエットデザインは洗練された印象を持っています。
XXは深い股上と太めのシルエットでしたが、Big-Eから浅めの股上、細めのシルエットになっていきます。そのシルエットのスタイルの傾向を強めた洗練されたシルエットだと思います。
私はタイト目に穿いた66のシルエットが好きです。これが私の昔穿いていた501のシルエットだと思い起させてくれる気がしています。
この501は78年製です。(内側のタグ表記から判定しています)生地の変更が行われたのは66前期から後期への移行とほぼ同時期と思われるため、1976年後半頃と推測しています。78年製でこの色落ちは珍しいと思います。
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[##check## リーバイス 501 66後期とは?]
バックポケット裏がシングルステッチであれば66前期、チェーンステッチは66後期です。それ以外のディテールは、基本的に共通です。しかし、前期から後期に移行した頃に生地の変更が行われたと思われ、生地の色落ちの傾向は大きく異なります。
66前期はきれいな縦落ちをすることで定評があります。一方、66後期は後のモデルの赤耳と同様に明確な縦落ちはせずに、まだらな感じの色落ちをする傾向があります。色落ちの傾向の差により、両者の人気も明確に差があります。
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- ##hand-o-right## 備考
- 2010年代前半以前は、縦落ちする色落ちを強く好む傾向があり、縦落ちしない66後期や赤耳は、あまり人気がなかったのですが、2010年代半ば頃から、赤耳の魅力が見直されています。66後期についても同様に、近年は人気が高まってきています。
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66後期でも前期と同じ生地を使用していると思われる色落ちをする個体もあります。本記事では、結構明確な縦落ちの色落ちをしている66後期を紹介します。
写真では色が残っている様に見えますが、全体的にかなり色落ちしています。コンディションは裾のチェーンステッチの一部が解れている箇所がある他は特に問題となる箇所は見当たりません。色落ち具合、使用感を考えるとコンディションは良好な方だと思います。
ヒゲも付いています。穿いた状態だと、このヒゲはかなり目立って格好良いです。縦落ちも明確なのがこの写真からも分かるかと思います。
腿の周辺のアップです。細くきれいな縦落ちをしています。色落ちの傾向は66前期と似ています。
上とほぼ同じ箇所を、ちょっと違う角度から撮った写真です。色の感じが多少異なって見えますが、生地の雰囲気、色落ちの感じは掴みやすいかと思います。(ちょっと見づらいかもしれません。すみません。)
バックポケット周辺です。こちらも縦落ちが見られます。
66はバックポケットが小ぶりです。
タグはスモールe、ステッチはオールオレンジのスパン糸です。バックポケット裏のステッチはチェーンステッチです。
66のパッチは割れにくく改良されたものなので残っている物が多いです。ティアオフタグが残っています。ティアオフタグが登場した初期の頃ではないかと推測しています。
パッチのLOT番号表記の上に小さな文字でCARE INSTRUCTION INSIDE GARMENTの印字があります。このパッチ表記は66から始まり80年代中頃までのモデルの特徴です。
裾はチェーンステッチです。特有のうねりのある波打つような感じのアタリができています。セルビッジ部(白い部分)に入る赤のラインの色が残っています。ジーンズによっては色が完全に落ちている場合もあります。
66後期でも前期と同じ生地を使用していると思われる色落ちをする個体もあります。本記事では、結構明確な縦落ちの色落ちをしている66後期を紹介します。
写真では色が残っている様に見えますが、全体的にかなり色落ちしています。コンディションは裾のチェーンステッチの一部が解れている箇所がある他は特に問題となる箇所は見当たりません。色落ち具合、使用感を考えるとコンディションは良好な方だと思います。
ヒゲも付いています。穿いた状態だと、このヒゲはかなり目立って格好良いです。縦落ちも明確なのがこの写真からも分かるかと思います。
腿の周辺のアップです。細くきれいな縦落ちをしています。色落ちの傾向は66前期と似ています。
上とほぼ同じ箇所を、ちょっと違う角度から撮った写真です。色の感じが多少異なって見えますが、生地の雰囲気、色落ちの感じは掴みやすいかと思います。(ちょっと見づらいかもしれません。すみません。)
バックポケット周辺です。こちらも縦落ちが見られます。
66はバックポケットが小ぶりです。
タグはスモールe、ステッチはオールオレンジのスパン糸です。バックポケット裏のステッチはチェーンステッチです。
66のパッチは割れにくく改良されたものなので残っている物が多いです。ティアオフタグが残っています。ティアオフタグが登場した初期の頃ではないかと推測しています。
パッチのLOT番号表記の上に小さな文字でCARE INSTRUCTION INSIDE GARMENTの印字があります。このパッチ表記は66から始まり80年代中頃までのモデルの特徴です。
裾はチェーンステッチです。特有のうねりのある波打つような感じのアタリができています。セルビッジ部(白い部分)に入る赤のラインの色が残っています。ジーンズによっては色が完全に落ちている場合もあります。
赤耳について
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- ##hand-o-right## 備考
- 1927年頃にコーンミルズはリーバイス501専用のデニムを開発し、供給を開始しました。501専用のデニムは、他のデニムと見分けられるようにするため、セルビッジの部分に赤いラインが入れられているのが外観上の特徴です。耳に赤い線が入っていることから、市場では赤耳と呼ばれるようになりました。
501 66後期のシルエットの特徴
シルエットは細めのストレート。股上は浅めです。私は66のシルエットデザインは洗練された印象を持っています。
XXは深い股上と太めのシルエットでしたが、Big-Eから浅めの股上、細めのシルエットになっていきます。そのシルエットのスタイルの傾向を強めた洗練されたシルエットだと思います。
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- ##hand-o-right## 備考
- 66後期はウエストジャストで穿くと全体的にかなりフィットした感じの細身のシルエットが強調される傾向があります。501 赤耳の前期も同様のシルエットの特徴を備えています。
私はタイト目に穿いた66のシルエットが好きです。これが私の昔穿いていた501のシルエットだと思い起させてくれる気がしています。
この501は78年製です。(内側のタグ表記から判定しています)生地の変更が行われたのは66前期から後期への移行とほぼ同時期と思われるため、1976年後半頃と推測しています。78年製でこの色落ちは珍しいと思います。
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