ジーンズは人によって好みが異なります。このことは、ヴィンテージジーンズにも該当します。ヴィンテージと一言で言っても、ブランドやモデル、コンディション、年代、色残り具合などを含めると好みの選択肢は非常に多くなります。
その一方で、ヴィンテージの場合、数は限られています。サイズなどの条件もあります。価格も高めになるので、予算との兼ね合いも生じがちです。
本記事では、一般的に初心者にお勧めできるヴィンテージ・リーバイスの501 モデルについて紹介します。
ヴィンテージ・リーバイス501の場合、大まかに分けると、以下のようなモデル(通称です。呼び方は人にもよります)に分類されます。
1. 501XX シンチバック(第2次世界大戦前)
2. 501XX 大戦モデル
3. 501XX 革パッチ
1). 片面タブ
2). 両面タブ・ベルトループセンターセット
3). 両面タブ・ベルトループオフセット
4. 501XX 紙パッチ
1). ギャラ入り
2). ギャラなし
3). ギャラなし・ベルトループセンターセット
4). 最終(隠しリベットなし)
5. 501 ビッグE
1). 最初期 (含むダブルネーム、タイプものアルファベット刻印)
2). 前期(Vステッチ、ウエストシングル)
3). 後期(平行ステッチ、ウエストチェーン)
6. 501 66
1). 66E (ビッグEタブ、フライボタン通常R)
2). 66前期 (スモールeタブ、バックポケット裏シングル)
3). 66後期(バックポケット裏チェーン)
関連記事: 各モデルの特徴などについて詳しくは、以下の記事をご参照ください。
[ヴィンテージ リーバイス 501の種類と特徴 ##link##]
年代を大まかに分けると、501XXの革パッチは50年代以前、501XX 紙パッチ501XXは50年代の後半(終わりに近い)から66/67年頃までです。
67年以降から73年頃までビッグE、73年頃以降から80年頃まで66となります。
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ヴィンテージ初心者、特に初めての方にお勧めのヴィンテージ501のモデルは、66前期とビッグEです。
基本的に古い年代のモデルの方が、プレミアム・価格は高くなります。また、501XXは有名で、プレミアムも高くなる傾向があります。66前期やビッグEは、501XXと比べると相対的に価格は低いです。
501XXの持ち味は、古い年代のデニム特有の色味と醸し出す雰囲気です。古い年代のデニム特有の雰囲気、色味は、50年代以前の501XXで顕著です。
個体差もありますが、50年代以前のデニムから受ける印象は、本当に違います。ヴィンテージをたくさん見て、穿いてきた人は、50年代以前のモデルでないとしっくりこないとおっしゃる方もいます。
しかし、50年代以前になると、価格も高額になります。50年代以前の501は、とても魅力的なのですが、初めて入手する品としては、あまり向いていないと思います。
501XXは、基本的にウエストに対して相対的にヒップ周り、渡り幅が太いです。(シルエットなども個体差があります。)テーパードは、ほとんど入りません。
初めて501XXを穿くと、現代のストレートジーンズとのシルエットの違いに驚く人は少なくないと思います。一方、ビッグEは、最初期の製品を除いて、501XXに比べてほっそりとしていて、テーパードも自然な感じで入ります。(50年代以前の501と比較した場合の話です。現代のジーンズはテーパードは強めに入るのが一般的です。現代のジーンズと比べると、ビッグEのテーパードは強くありません。)
ヴィンテージ初心者の方が穿いても、シルエット的に違和感を感じる可能性は低いです。ゆったりとしたシルエットが好きな人は、501XXの方が気にいる可能性も高いですが、ビッグEでワンサイズ程度、大き目を選択するのも1つのオプションです。
最初期のビッグEと最終期の501XXは、基本的に一緒です。極論を言うと、パッチの表記が違うだけです。これらのモデルは、501XX系のシルエットをしているものが多いです。
66前期やビッグEは、初心者の方でも実際に見て、穿くと、「これがオリジナルヴィンテージか!!」と実感できる可能性は高いと思います。それ程、ヴィンテージデニムの生地の色味、風合い、穿いた感じ、漂う雰囲気が現行品(含む復刻)とは違います。
考え方にもよるのですが、予算が許すのであれば、ヴィンテージは、濃い色でコンディションが良いものがお勧めです。価格は高くなりますが、濃紺のヴィンテージデニムの色は、とても魅力的です。
[ヴィンテージリーバイス501の色落ちについて ##link##]
[ヴィンテージ ジーンズの洗濯・手入について ##link##]
ビッグEは、魅力的で雰囲気のある色落ちをしている品もあります。下はビッグE後期(平行ステッチ)です。個人的には、かなり格好良い色落ちをしていると思っています。
先に紹介した66前期と一緒の写真を見比べると、色落ちの傾向や雰囲気の違いがある程度掴めるかと思います。色落ちが進行しているビッグEや66前期も、持っていると楽しめます。満足感も高いです。
比較的気軽に穿くことができるのも66やビッグEの魅力だと思います。私の場合、手持ちのヴィンテージ501の中で、本記事で紹介している66前期とビッグEを穿く頻度が高いです。
理想的には、濃紺と色落ち2本持っていると、より楽しめます。
ヴィンテージは、一本持つとさらに欲しくなる誘惑が強烈に襲ってくる可能性があります。そのことも予め知っておいた方が良いことだと思います。
その一方で、ヴィンテージの場合、数は限られています。サイズなどの条件もあります。価格も高めになるので、予算との兼ね合いも生じがちです。
本記事では、一般的に初心者にお勧めできるヴィンテージ・リーバイスの501 モデルについて紹介します。
ヴィンテージ 501 モデル/種類
ヴィンテージ・リーバイス501の場合、大まかに分けると、以下のようなモデル(通称です。呼び方は人にもよります)に分類されます。
1. 501XX シンチバック(第2次世界大戦前)
2. 501XX 大戦モデル
3. 501XX 革パッチ
1). 片面タブ
2). 両面タブ・ベルトループセンターセット
3). 両面タブ・ベルトループオフセット
4. 501XX 紙パッチ
1). ギャラ入り
2). ギャラなし
3). ギャラなし・ベルトループセンターセット
4). 最終(隠しリベットなし)
5. 501 ビッグE
1). 最初期 (含むダブルネーム、タイプものアルファベット刻印)
2). 前期(Vステッチ、ウエストシングル)
3). 後期(平行ステッチ、ウエストチェーン)
6. 501 66
1). 66E (ビッグEタブ、フライボタン通常R)
2). 66前期 (スモールeタブ、バックポケット裏シングル)
3). 66後期(バックポケット裏チェーン)
関連記事: 各モデルの特徴などについて詳しくは、以下の記事をご参照ください。
[ヴィンテージ リーバイス 501の種類と特徴 ##link##]
年代を大まかに分けると、501XXの革パッチは50年代以前、501XX 紙パッチ501XXは50年代の後半(終わりに近い)から66/67年頃までです。
67年以降から73年頃までビッグE、73年頃以降から80年頃まで66となります。
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初心者にお勧めのモデル
ヴィンテージ初心者、特に初めての方にお勧めのヴィンテージ501のモデルは、66前期とビッグEです。
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ヴィンテージリーバイス 501 66前期とビッグE |
501XXの持ち味は、古い年代のデニム特有の色味と醸し出す雰囲気です。古い年代のデニム特有の雰囲気、色味は、50年代以前の501XXで顕著です。
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40年代後半から50年代前半の501XX |
しかし、50年代以前になると、価格も高額になります。50年代以前の501は、とても魅力的なのですが、初めて入手する品としては、あまり向いていないと思います。
- [message]
- ##hand-o-right## 備考
- ヴィンテージは、年代によって持ち味、特徴、魅力が異なり、さらに個体差もあります。あまり知識、経験のない方が、いきなり選ぼうとしても、選ぶための判断基準などが良く分からないと思います。(価格は高くても構わないと考えて、良いコンディションでサイズも合うのであれば、品としては良いものを入手することもできると思います。)
501XXとビッグE以降モデルのシルエットの違い
501XXは、基本的にウエストに対して相対的にヒップ周り、渡り幅が太いです。(シルエットなども個体差があります。)テーパードは、ほとんど入りません。
初めて501XXを穿くと、現代のストレートジーンズとのシルエットの違いに驚く人は少なくないと思います。一方、ビッグEは、最初期の製品を除いて、501XXに比べてほっそりとしていて、テーパードも自然な感じで入ります。(50年代以前の501と比較した場合の話です。現代のジーンズはテーパードは強めに入るのが一般的です。現代のジーンズと比べると、ビッグEのテーパードは強くありません。)
ヴィンテージ初心者の方が穿いても、シルエット的に違和感を感じる可能性は低いです。ゆったりとしたシルエットが好きな人は、501XXの方が気にいる可能性も高いですが、ビッグEでワンサイズ程度、大き目を選択するのも1つのオプションです。
最初期のビッグEと最終期の501XXは、基本的に一緒です。極論を言うと、パッチの表記が違うだけです。これらのモデルは、501XX系のシルエットをしているものが多いです。
66前期やビッグEは、初心者の方でも実際に見て、穿くと、「これがオリジナルヴィンテージか!!」と実感できる可能性は高いと思います。それ程、ヴィンテージデニムの生地の色味、風合い、穿いた感じ、漂う雰囲気が現行品(含む復刻)とは違います。
- [message]
- ##exclamation-triangle## 備考
- ヴィンテージが良くて、レプリカや復刻はダメだと言う意味ではないです。レプリカや復刻の持ち味、魅力とは、異なる魅力がヴィンテージにはあると言う意味です。
予算が許すのであれば濃い色のヴィンテージはお勧め
考え方にもよるのですが、予算が許すのであれば、ヴィンテージは、濃い色でコンディションが良いものがお勧めです。価格は高くなりますが、濃紺のヴィンテージデニムの色は、とても魅力的です。
- [message]
- ##exclamation-triangle## 備考
- 濃紺のヴィンテージデニムを見て、「レプリカや復刻とあまり変わらない。」と思われる方は、当たり前のことですが、ヴィンテージよりレプリカや復刻の方が絶対お勧めです。色に対する感じ方も人それぞれ異なると思います。
[ヴィンテージリーバイス501の色落ちについて ##link##]
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- ##exclamation-triangle## 備考
- ヴィンテージデニムで乾燥機を使用すると、ステッチにダメージを受けやすいです。特に綿糸を使用しているビッグE以前のモデル(基本的に501XXは全て該当)の場合は、乾燥機を使用することは、ダメージとのトレードオフがあることをご理解した上で、使用する如何のご判断される方がよろしいと思います。
[ヴィンテージ ジーンズの洗濯・手入について ##link##]
色落ちしたヴィンテージは異なる魅力があります
ビッグEは、魅力的で雰囲気のある色落ちをしている品もあります。下はビッグE後期(平行ステッチ)です。個人的には、かなり格好良い色落ちをしていると思っています。
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501 ビッグE |
比較的気軽に穿くことができるのも66やビッグEの魅力だと思います。私の場合、手持ちのヴィンテージ501の中で、本記事で紹介している66前期とビッグEを穿く頻度が高いです。
理想的には、濃紺と色落ち2本持っていると、より楽しめます。
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- ##exclamation-triangle## 留意点
- ジーンズは、サイズによって着用感、穿き心地、印象が異なります。ワンサイズ上や下にすると、同じモデル(例:同じビッグE 501)でも穿いた印象は大きく変わります。本記事ではサイズについては書いておりませんが、ヴィンテージのサイズ選びは、重要だと思います。
ヴィンテージは、一本持つとさらに欲しくなる誘惑が強烈に襲ってくる可能性があります。そのことも予め知っておいた方が良いことだと思います。
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