2016年4月、アリゾナ州のメキシコレストランのリノベーションで、店内の吹き付けを剥がしたところレンガの壁に古いペイントが現れました。
この建物のオーナーによると、建物の南半分は1901年に建てられ、北半分は1905年に増設されたとの事です。
引き剥がしたプラスター(壁の吹き付け)は、大昔からあったものだとオーナーは語っています。
元々の南半分の建物の北外壁レンガに、当時のリーバイスの販売店のサインがペイントされたと思われます。
そして、1905年に北側に建物を増築した時に、元の建物の北側の壁は増築によって内側となったため、吹き付けを行って内壁にされたと考えられます。
そうであると仮定すると、このサインは少なくとも1905年以前、恐らく1901年にペイントされた可能性が高いです。
完全な形で残っていなくても、読み取れる部分だけでリーバイスのものであると(すぐに)分かります。(笑)
元々の全体のサインは、以下のようにペイントされていたと推定できます。
(LEVI STRAUSS) & CO'S
(CO)PPER RIVETED
(OVER)ALLS
最初のジーンズが誕生した1873年から1950年代までは、リーバイスはジーンズを、オーバーオール(OVERALL)と呼んでいました。
"COPPER RIVETED OVERALLS"は、銅のリベットが取り付けられたオーバーオールのことです。
ツーホースマークのサインも見られます。左の馬がほとんど見えませんが、中央のジーンズとそれを引っ張る右の馬は完全な形で判別できます。
マークの上にトレードマーク(TRADE MARK)と記載されていた事を示す"(TRA)DE MARK"も読み取れます。
ツーホースマークは、最も古い会社のロゴの一つです。詳しくは、以下の記事をご参照ください。
[##check## 最も古い会社のロゴの一つ: ツーホース・マーク]
現行品のリーバイスジーンズのパッチにもツーホースマークの表示は引き継がれています。
大昔のサインが発見されただけですが、サインはリーバイスのものであるとすぐに分かる事、そして、リーバイスのサインという事で、話題になったりするのも面白いところです。
話題になるのは当たり前とも言えますが、他のブランドだったら、ここまで話題にならないと思います。
発見されたお店のFacebookの投稿を添付します。
レストランのオーナーと建物の所有者は、二人とも現在の状態を損なわないようにする(現在の状態で保存する)と取材で語っています。
このような出来事からも、リーバイスとアメリカの歴史・文化との関わりの深さを感じます。
関連ブログ記事:
[##check## 1930年代のリーバイス・ツーホースロゴについての顧客の体験談]
[##check## 古いリーバイス販売店の看板(サイン):伝統と歴史を大切に引き継ぐお店]
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Photo by Les Stukenberg, The DailyCourier (アリゾナ州プリスコットの地元紙) |
引き剥がしたプラスター(壁の吹き付け)は、大昔からあったものだとオーナーは語っています。
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そして、1905年に北側に建物を増築した時に、元の建物の北側の壁は増築によって内側となったため、吹き付けを行って内壁にされたと考えられます。
そうであると仮定すると、このサインは少なくとも1905年以前、恐らく1901年にペイントされた可能性が高いです。
完全な形で残っていなくても、読み取れる部分だけでリーバイスのものであると(すぐに)分かります。(笑)
元々の全体のサインは、以下のようにペイントされていたと推定できます。
(LEVI STRAUSS) & CO'S
(CO)PPER RIVETED
(OVER)ALLS
最初のジーンズが誕生した1873年から1950年代までは、リーバイスはジーンズを、オーバーオール(OVERALL)と呼んでいました。
"COPPER RIVETED OVERALLS"は、銅のリベットが取り付けられたオーバーオールのことです。
ツーホースマークのサインも見られます。左の馬がほとんど見えませんが、中央のジーンズとそれを引っ張る右の馬は完全な形で判別できます。
マークの上にトレードマーク(TRADE MARK)と記載されていた事を示す"(TRA)DE MARK"も読み取れます。
ツーホースマークは、最も古い会社のロゴの一つです。詳しくは、以下の記事をご参照ください。
[##check## 最も古い会社のロゴの一つ: ツーホース・マーク]
現行品のリーバイスジーンズのパッチにもツーホースマークの表示は引き継がれています。
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現行501STFのパッチ |
話題になるのは当たり前とも言えますが、他のブランドだったら、ここまで話題にならないと思います。
発見されたお店のFacebookの投稿を添付します。
レストランのオーナーと建物の所有者は、二人とも現在の状態を損なわないようにする(現在の状態で保存する)と取材で語っています。
“Everybody has told me ‘leave it, leave it, leave it,’ so I’m leaving it,” Denney said.『皆、私に「そのまま残しなさい。残しなさい。残しなさい。」と言っています。だから、私はそのままにします。』と(レストランオーナー)デニーさんは語っています。
このような出来事からも、リーバイスとアメリカの歴史・文化との関わりの深さを感じます。
関連ブログ記事:
[##check## 1930年代のリーバイス・ツーホースロゴについての顧客の体験談]
[##check## 古いリーバイス販売店の看板(サイン):伝統と歴史を大切に引き継ぐお店]
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