一般的に言って、アメリカ人は細かいところは気にしない傾向があります。日本人は、細かいところを気にする人が多いと思います。個人差ももちろんあると思います。
(アメリカ人で、本当に恐ろしいほど細かいところまで気を使う人もいます。)
ブルース・スプリングスティーンのBorn in the USAのジャケットに登場するリーバイスのジーンズが501か?505なのか?と言うことを気にする日本人は(それほど多くないかもしれませんが)いますが、アメリカ人はほとんどいないと思います。
昨日投稿した記事、”Born In the USAのジーンズは501で決着!?”を作成している時に、Googleなどで検索を行ったりして、情報を検索していました。
リーバイスのヒストリアンが501と書いていることは、一つの大きな材料です。信頼度も基本的には高めだと思います。しかし、一般的には情報をそのまま鵜呑みにするのはリスクがあります。
アメリカ人と日本人では気にするポイント重要度が異なったりするためです。
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アメリカのブログ記事などを読んでいて、細かい情報の正確性はあまり重要視されていないと思ったりすることがあります。
Born in the USAのジーンズが501であることをサポートする情報が他にないかなと思って、検索したところ、リーバイ・ストラウス社(リーバイス本社)のロックンロールの著名なミュージシャン達とジーンズの関わりを簡単に紹介した記事を発見しました。
以下記事内の該当部を引用します。
ROCK AND ROLL HALL OF JEANS: A LOOK AT LEGENDARY DENIM-CLAD ROCK ARTISTS / LS&Co. UNZIPPED
赤字でハイライトしている様に、501だと明確に書かれています。
しかし、この記事の501か505かについての信頼度はあまり高くないと思っています。
一つの理由は、上に引用した記事の中で、Born in the USAのミュージックビデオの中で、スプリングスティーン(The Boss)が、リーバイスのデニムジャケットを着ていると書かれていることです。
下のビデオは公式ビデオ(当時のライブ)です。
袖をカットオフしたデニムジャケットを着ています。このデニムジャケットは、Leeの101-Jです。リーバイスではないです。このビデオを見ても、分かる人であれば、一目瞭然だと思います。
下の画像は、1984年のRolling Stoneの表紙です。
この写真では、Lee 101-Jであることは、はっきりしています。
あまり細かく調べたり、確認したりせずに書いたと思われます。ジーンズは501の情報はその通りなのかもしれませんが、情報の信頼性という意味では疑問符がつきます。
リーバイス本社のブログを書いている人は、あまりジーンズのことに詳しくないという印象を持っています。ただし、これも後で書くように、読者がどこまでの譲歩を欲しているのかとの関わりがあることだと思います。
ブログのタイトルは、UNZIPPEDです。これは一般の会社であれば別に違和感のない言葉・名前になります。
しかし、ボタンフライの501という歴史あるジーンズの代表作を持つ会社が付ける名前ではないと思います。
以前、コメントでも(私でなく他のアメリカ人から)名前について指摘されたことがあったのですが、その時の回答として、『我々もそれについて(UNBUTTONEDにすべき)は社内で話し合いましたが、ジッパーのパンツも作っているので、UNZIPPEDを選びました。』という様な回答がされています。
多分、話し合ったリーバイス社員の多くは501を穿いている人、愛着を持つ人が少なかったのだと思います。
(驚くべきことですが、2000年代以降のリーバイス社員は、それ以前と比べて501へのこだわりを持つ人は劇的に少ないと感じいています。ただし、現在、再び501への注目、関心は、リーバイス社内でも高まっていると思います。)
UNZIPPEDの中に、"How to...Make Those 501 Jeans Your Own" (「自分だけの501にする育て方」的な意味です。)という記事があります。
2010年の記事です。今も残っていますが、コメント欄はなくなってしまいました。記事の中も書き換えられています。2012年にこの記事を読んだ時、ジャストサイズを買いなさい。書かれていました。
コメントに洗ったら縮むのに大丈夫か?と質問がありました。それに対する回答は、自分はLVCの67505のリジッドを持っているけど、ジャストを穿いています。との返事がありました。
その人にとっては、生デニムと防縮加工済みリジッドは、似た印象なのだと思いました。
501STFを穿いたことのない人が回答していること。その人はリーバイスの社員であること。色々な意味で驚きました。周りには詳しい人もいると思うので、少なくとも聞いてから回答すべきと思いました。
本記事は、私の考え、視点での個人的な見解です。リーバイス社のブログ読者の多数は、特に違和感を覚えたりはしていないと思います。
また、何を求めているのか?という様なところもあると思います。細かい話はあまり気にしない、大まかなポイントが伝わることが重要であると考えた場合、このようなブログで良いのかもしれません。
細かく書けば良い。情報の精度、確かさが重要であると考えるかどうかは、読者が求めていることにもよると思います。
ここまで書いて、自分の方がずれているのかなと思ったりもしています。(苦笑)
関連ブログ記事:
[##check## Born In the USAのジーンズは501で決着!?]
[##check## 年などの設定がかなり大まかな過去のリーバイス]
(アメリカ人で、本当に恐ろしいほど細かいところまで気を使う人もいます。)
ブルース・スプリングスティーンのBorn in the USAのジャケットに登場するリーバイスのジーンズが501か?505なのか?と言うことを気にする日本人は(それほど多くないかもしれませんが)いますが、アメリカ人はほとんどいないと思います。
アメリカのブログ記事の細かい情報の精度
昨日投稿した記事、”Born In the USAのジーンズは501で決着!?”を作成している時に、Googleなどで検索を行ったりして、情報を検索していました。
リーバイスのヒストリアンが501と書いていることは、一つの大きな材料です。信頼度も基本的には高めだと思います。しかし、一般的には情報をそのまま鵜呑みにするのはリスクがあります。
アメリカ人と日本人では気にするポイント重要度が異なったりするためです。
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アメリカのブログ記事などを読んでいて、細かい情報の正確性はあまり重要視されていないと思ったりすることがあります。
Born in the USAのジーンズが501であることをサポートする情報が他にないかなと思って、検索したところ、リーバイ・ストラウス社(リーバイス本社)のロックンロールの著名なミュージシャン達とジーンズの関わりを簡単に紹介した記事を発見しました。
以下記事内の該当部を引用します。
ROCK AND ROLL HALL OF JEANS: A LOOK AT LEGENDARY DENIM-CLAD ROCK ARTISTS / LS&Co. UNZIPPED
Bruce SpringsteenThe Boss’ infamous and now legendary cover of his album Born in the USA, which featured the dual-pocketed backside of an iconic pair of blue jeans. (Yes, they were Levi’s® 501® jeans.) And who could forget that same music video, with The Boss on a Harley Davidson, clad in a Levi’s® denim jacket?
赤字でハイライトしている様に、501だと明確に書かれています。
しかし、この記事の501か505かについての信頼度はあまり高くないと思っています。
一つの理由は、上に引用した記事の中で、Born in the USAのミュージックビデオの中で、スプリングスティーン(The Boss)が、リーバイスのデニムジャケットを着ていると書かれていることです。
下のビデオは公式ビデオ(当時のライブ)です。
下の画像は、1984年のRolling Stoneの表紙です。
![]() |
1984 Rolling Stone Cover, Bruce Springsteen |
あまり細かく調べたり、確認したりせずに書いたと思われます。ジーンズは501の情報はその通りなのかもしれませんが、情報の信頼性という意味では疑問符がつきます。
リーバイス社ブログ"UNZIPPED"について
リーバイス本社のブログを書いている人は、あまりジーンズのことに詳しくないという印象を持っています。ただし、これも後で書くように、読者がどこまでの譲歩を欲しているのかとの関わりがあることだと思います。
ブログのタイトルは、UNZIPPEDです。これは一般の会社であれば別に違和感のない言葉・名前になります。
しかし、ボタンフライの501という歴史あるジーンズの代表作を持つ会社が付ける名前ではないと思います。
以前、コメントでも(私でなく他のアメリカ人から)名前について指摘されたことがあったのですが、その時の回答として、『我々もそれについて(UNBUTTONEDにすべき)は社内で話し合いましたが、ジッパーのパンツも作っているので、UNZIPPEDを選びました。』という様な回答がされています。
多分、話し合ったリーバイス社員の多くは501を穿いている人、愛着を持つ人が少なかったのだと思います。
(驚くべきことですが、2000年代以降のリーバイス社員は、それ以前と比べて501へのこだわりを持つ人は劇的に少ないと感じいています。ただし、現在、再び501への注目、関心は、リーバイス社内でも高まっていると思います。)
UNZIPPEDの中に、"How to...Make Those 501 Jeans Your Own" (「自分だけの501にする育て方」的な意味です。)という記事があります。
2010年の記事です。今も残っていますが、コメント欄はなくなってしまいました。記事の中も書き換えられています。2012年にこの記事を読んだ時、ジャストサイズを買いなさい。書かれていました。
コメントに洗ったら縮むのに大丈夫か?と質問がありました。それに対する回答は、自分はLVCの67505のリジッドを持っているけど、ジャストを穿いています。との返事がありました。
その人にとっては、生デニムと防縮加工済みリジッドは、似た印象なのだと思いました。
501STFを穿いたことのない人が回答していること。その人はリーバイスの社員であること。色々な意味で驚きました。周りには詳しい人もいると思うので、少なくとも聞いてから回答すべきと思いました。
- [message]
- ##exclamation-triangle## 備考・注意事項
- これは6年前の記事の話です。現在のリーバイスのブログは、随分良くなってきていると思います。引用した記事も妥当な内容に書き換えられていることからも、改善されていることが伺われます。
本記事は、私の考え、視点での個人的な見解です。リーバイス社のブログ読者の多数は、特に違和感を覚えたりはしていないと思います。
また、何を求めているのか?という様なところもあると思います。細かい話はあまり気にしない、大まかなポイントが伝わることが重要であると考えた場合、このようなブログで良いのかもしれません。
細かく書けば良い。情報の精度、確かさが重要であると考えるかどうかは、読者が求めていることにもよると思います。
ここまで書いて、自分の方がずれているのかなと思ったりもしています。(苦笑)
関連ブログ記事:
[##check## Born In the USAのジーンズは501で決着!?]
[##check## 年などの設定がかなり大まかな過去のリーバイス]
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