日本語で、ジーンズを着用することを、「ジーンズをはく」と表現します。
靴をはくに使う漢字は、「履く」です。このブログを始めた当初に、ジーンズも「履く」を使うのかな?と気になって、辞書を引いてみました。
「はく」について、国語辞典を引くと、以下のような説明があります。
はく0【穿く・履く・佩く・着く】一 (動カ五[四])① (ズボンはかまなどの衣服を)足をとおして下半身につける。《穿》「ズボンを―く」「スカートを―く」② (足袋(たび)靴下靴などを)足につける。《履》「靴を―く」「スリッパを―く」ジーンズを含むパンツ(トラウザーズ、ショートパンツ)、スカート、キュロットなど足を通して下半身に身につけるものは、「穿く」を使用します。
靴、靴下、たびを、足(足先)につける場合は、「履く」を使用します。
「ジーンズをはく」場合でも、後者が使われていることが多いように思います。
漢字で見た場合、後者の方が目にする機会が、(圧倒的に)多く、馴染みがあるためではないかと想像していますが、正確には、「ジーンズを穿く」になります。
ご参考までに、日経新聞記事審査部のツイートを添付します。
「履く」と「穿く」。どちらも身につけるという意味の動詞ですが、靴は「履く」もの、ジーンズは「穿く」もの。履物を足に付けるときは前者、足先から通して下半身に身につけるのが後者という使い分けがなされています。— 日経新聞記事審査部 (@nikkei_kotoba) January 15, 2013
「履物」(履く物)といった場合は、靴をイメージする方が多いと思います。【履物】は、「靴下駄草履など足に履く物の総称。」です。
ジーンズやパンツ、スカートは、「履物」には該当しません。「履物」から、ジーンズを連想する人は少ないと思います。
よろしければ、是非、国語辞典を引いて、ご確認していただければ幸いです。
よろしくお願い致します。
p.s. このブログ内でも、私自身、日本語変換でうっかり「履く」を使っている箇所があります。
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- ##exclamation-triangle## 備考
- 本ブログのコメントやロングホーンインポートのお客様から頂くメールでも、「履く」を使われている方の方が(圧倒的に)多いです。本記事を投稿すべきか、悩みましたが、ご参考までに投稿することにしました。本記事を読まれて気分を害された方がいらっしゃいましたら、お詫び申し上げます。
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