先日、60年代505の各部サイズとシルエット考察を行いました。今回は、手元にあるパッチ残存で表記サイズが近い501の各部の実寸を測定し、比較と考察を行います。
今回測定した60年代後半の501です。(かなり明るめに写っています。)
左は501XX-501 ダブルネーム、右は501 ビッグE(平行ステッチ)です。
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ダブルネームの表記サイズは、W30-L29。ビッグEはW29-L31です。
比較を行う上では、表記ウエストサイズが同じであることが望ましいのですが、残念ながら現在手元にあるものでは同ウエストサイズは、なかったため近いウエストサイズのものを選び測定しました。
また、追加の参考情報として、501ビッグEと同じ表記ウエストサイズの501 ビッグE Vステッチのカットオフのウエスト、ヒップ、股上を測定しました。
ヴィンテージの場合、長い期間保管されていたものは、着用感がある(ある程度使用されていた)ものでも、洗濯すると縮む事があります。
関連ブログ記事:
[##check## 501ビッグE刻印2: 洗濯後の状態。ヴィンテージも洗濯すると縮む?!!]
ダブルネームが表記ではウエスト1インチ上の30インチですが、実寸サイズは70cmで表記29インチのビッグE Vステッチと同じ、ワンウォッシュ程度の平行ステッチのビッグEは71cmで若干大きいです。
ヒップはウエストとの相対関係で考えるとダブルネームが若干大きめです。人によっては、誤差の範囲ですが、タイトなフィットを好む人にとっては2cmのヒップの差は意外と感じる場合もあると思います。
現行のLVC501のヒップサイズは(かなり)大きめです。詳しくは以下の記事をご参照ください。
[##check## 現行リーバイス501 各部実寸サイズとシルエット考察]
渡り幅と裾幅の関係は、今回測定したダブルネームとビッグEでは、ほぼ同レベルでした。しかし、レングスがビッグEの方が3.5cm長いことを考慮すると、ビッグEの方が少し細身だと思います。(これも誤差の範囲とも言えます。)
今回の測定結果の数値からは、明確な違いは見られませんでした。
測定するサンプル数を増やしていくことで、もう少し明確な事が分かってくる可能性があります。
本記事では測定した2本だけ(+カットオフ)ですが、この先、色々な見地から考察を行っていこうと思っています。
関連ブログ記事:
[##check## 60年代の505の各部サイズとシルエット考察: 505Cとの比較]
501XX-501 Wネームと501 ビッグE 各部サイズ比較
今回測定した60年代後半の501です。(かなり明るめに写っています。)
左は501XX-501 ダブルネーム、右は501 ビッグE(平行ステッチ)です。
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ダブルネームの表記サイズは、W30-L29。ビッグEはW29-L31です。
比較を行う上では、表記ウエストサイズが同じであることが望ましいのですが、残念ながら現在手元にあるものでは同ウエストサイズは、なかったため近いウエストサイズのものを選び測定しました。
また、追加の参考情報として、501ビッグEと同じ表記ウエストサイズの501 ビッグE Vステッチのカットオフのウエスト、ヒップ、股上を測定しました。
比較を行う上で考慮すべき事項
- 501は、生デニムのため初期の洗濯で大幅に縮みます。そのため、未洗い・デッドストックを除いて、ウエスト、レングスの表記サイズよりも大幅に小さいのが通例です。
- 縮み幅は、洗濯方法、個体差、生地ロット、年代などによっても大なり小なり異なります。
- 洗濯前か後(未着用)かでもサイズ実寸値は異なります。
- ジーンズの実寸サイズは、個体差があります。ヴィンテージは、個体差が大きくなる傾向があります。
ヴィンテージの場合、長い期間保管されていたものは、着用感がある(ある程度使用されていた)ものでも、洗濯すると縮む事があります。
関連ブログ記事:
[##check## 501ビッグE刻印2: 洗濯後の状態。ヴィンテージも洗濯すると縮む?!!]
今回測定した501についての付帯情報
- 501xx-501 ダブルネームは洗濯後未着用の状態です。着用するとウエスト部などは少し大きくなります。(最大2-3cm)
- 501 ビッグEは、ワンウォッシュ程度のコンディションです。洗濯すると各測定値より小さくなる可能性があります。(ウエストなどは一旦縮んでも、着用すれば、戻ります。)
- 参考までに、ウエストサイズ29インチの501ビッグE Vステッチのカットオフのウエスト、ヒップ、股上を測定しました。渡り幅は誤差が生じやすい箇所なので測定していません。
各部サイズ測定結果
ダブルネームが表記ではウエスト1インチ上の30インチですが、実寸サイズは70cmで表記29インチのビッグE Vステッチと同じ、ワンウォッシュ程度の平行ステッチのビッグEは71cmで若干大きいです。
ヒップはウエストとの相対関係で考えるとダブルネームが若干大きめです。人によっては、誤差の範囲ですが、タイトなフィットを好む人にとっては2cmのヒップの差は意外と感じる場合もあると思います。
- [message]
- ##exclamation-triangle## 備考
- ヴィンテージ501は、現行モデルと比べるとヒップはかなり小さめです。このことについては、別途、記事を投稿する予定です。
現行のLVC501のヒップサイズは(かなり)大きめです。詳しくは以下の記事をご参照ください。
[##check## 現行リーバイス501 各部実寸サイズとシルエット考察]
渡り幅と裾幅の関係は、今回測定したダブルネームとビッグEでは、ほぼ同レベルでした。しかし、レングスがビッグEの方が3.5cm長いことを考慮すると、ビッグEの方が少し細身だと思います。(これも誤差の範囲とも言えます。)
- [message]
- ##exclamation-triangle## 備考
- ウエスト/ヒップ/渡り幅/裾幅の測定値以上に、実際に穿いた時に受けるシルエットの印象は、大きく異なる事があります。特にレッグラインのシルエットについては、渡り幅と裾幅だけでは分からない印象の差がある時があります。(脚の型の違い、生地の違いなど様々な要因で受ける印象は異なる事があります。)
今回の測定結果の数値からは、明確な違いは見られませんでした。
測定するサンプル数を増やしていくことで、もう少し明確な事が分かってくる可能性があります。
本記事では測定した2本だけ(+カットオフ)ですが、この先、色々な見地から考察を行っていこうと思っています。
関連ブログ記事:
[##check## 60年代の505の各部サイズとシルエット考察: 505Cとの比較]
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