ヴィンテージ505 タイプ物を洗濯する事にしました。
コンディションを維持するためには、ヴィンテージ・ジーンズやジージャンを洗濯する際は、事前に状態をチェックする事が望ましいです。
ヴィンテージは、一品一品がとても個性的です。コンディションも様々です。程度の差はあっても、ほとんどのヴィンテージは大なり小なり不具合があります。
コンディションをチェックする事で、洗濯時に気をつけて洗うべき箇所や留意すべき事などが分かります。
コンディションなどに配慮しながら洗う事で、状態を維持する事ができます。私の場合は、ヴィンテージの洗濯は全て手洗いで行います。
前から見た全体写真です。全体的な色はまだかなり残っています。本品は深みのあるとても魅力的な色をしているのが、持ち味の一つです。
全体的なコンディションは、比較的良好です。穴やステッチが外れたり弱っている箇所も特に見当たりません。
フロント上部の写真です。少し明るめに写っています。若干ですがヒゲが生成されつつあります。
色は実際に見た感じとは違いますが、生地の織りの特徴雰囲気を把握するのには、この写真は適していると思います。
(織りが均一で整っていない)明確な縦に線が入る色落ちでなく、荒々しい断続的な筋が入っています。
また、横からの筋もあり、ざらついた感じの古い年代のデニムに見られがちな織りをしています。
ヴィンテージデニムの生地の色味や風合いも個性があるのですが、ある程度、年代による色味や風合いの傾向もあります。
本品は、XX系デニムの傾向を持っていると思います。しかし、防縮加工が施されているので、501XXの生地とは風合いは異なります。
後ろ全体の写真です。室内で見た色味の印象に近いです。(少し濃く写っているとも言えます。)
右足膝裏付近から裾にかけて折りジワ、またはクリースによる縦に線状の色落ちが入っています。実際に穿いてみた場合は、気にならないレベルだと思います。
右太ももの下、膝の少し上付近に横に線状の織り傷が入っています。また、その下に1cm弱程度の長さの同様の織り傷があります。
古い年代のデニムでは、織り傷があるものが多いです。(ないものの方が珍しいです。)
年代が新しくなると織り傷はほとんどありません。70年代以降のジーンズで、デニムの織り傷があるものは、まずありません。(あったら、イレギュラー扱いになるかもしれません。)
パッチは、ほぼ完全な形で残っています。タブは少し外れ気味で少しほつれています。
505は、501に比べるとポケットが縦に少し長めの形をしているのが特徴の一つです。
と言っても、ヴィンテージの場合、ポケットの形や大きさは個体差もあります。
右ポケットに財布のような長方形状の物をよく入れて着用していたと思われる色落ちがあります。
パッチは、ほぼ全て残っています。ロット番号表記505 0217が読み取れます。
ツーホースマークの左の馬の横に、”S”の一文字がスタンプされています。通称タイプ表記と呼ばれています。
このような表記がある場合、”タイプ物”または、”タイプS"と呼ぶことが多いです。
裏返しにした全体写真です。本品はセルビッジ付きです。
上の写真では、アウトシームはほぼ開いていますが、元々は閉じている箇所が多かったため、アイロンで補正しました。しかし、閉じる癖は癖は強く残っています。
アウトシームを横から撮った写真です。平に置いた状態でも横から見るとアウトシームのセルビッジ部が浮いています。
この様な状態の場合、縦にして穿いていると、耳は閉じてしまいます。
全体的にコンディションは良好です。傷やステッチの損傷なども目立った物はないので、洗濯時に特に注意しなくても良さそうです。
パッチが残っているので、洗濯時にパッチにダメージを与えない様に気を付ける必要があります。(パッチを残した方が良いと考える場合は、洗濯時、洗濯方法を考慮した方が良いです。)
本品はアウトシームが開く癖が残っています。そのため、小雲海は、アウトシームを閉じる補正を考慮した洗濯を行います。
詳しくは、次回の記事で紹介します。
関連ブログ記事:
[##check## 501 タイプ物とは? ディテール・特徴について]
本品を入手した時の記事です。
[##check## ヴィンテージ 505 Big-E Sタイプ]
コンディションを維持するためには、ヴィンテージ・ジーンズやジージャンを洗濯する際は、事前に状態をチェックする事が望ましいです。
ヴィンテージは、一品一品がとても個性的です。コンディションも様々です。程度の差はあっても、ほとんどのヴィンテージは大なり小なり不具合があります。
コンディションをチェックする事で、洗濯時に気をつけて洗うべき箇所や留意すべき事などが分かります。
コンディションなどに配慮しながら洗う事で、状態を維持する事ができます。私の場合は、ヴィンテージの洗濯は全て手洗いで行います。
- [message]
- ##hand-o-right## 備考
- ヴィンテージとの付き合い方、手入れの仕方も人によって様々です。どのように付き合うか、手入れをするかはその人の考え方にもよります。本記事、本ブログで紹介する手入れの仕方はあくまでも一例です。
全体的なコンディション
前から見た全体写真です。全体的な色はまだかなり残っています。本品は深みのあるとても魅力的な色をしているのが、持ち味の一つです。
全体的なコンディションは、比較的良好です。穴やステッチが外れたり弱っている箇所も特に見当たりません。
フロント上部の写真です。少し明るめに写っています。若干ですがヒゲが生成されつつあります。
色は実際に見た感じとは違いますが、生地の織りの特徴雰囲気を把握するのには、この写真は適していると思います。
(織りが均一で整っていない)明確な縦に線が入る色落ちでなく、荒々しい断続的な筋が入っています。
また、横からの筋もあり、ざらついた感じの古い年代のデニムに見られがちな織りをしています。
ヴィンテージデニムの生地の色味や風合いも個性があるのですが、ある程度、年代による色味や風合いの傾向もあります。
本品は、XX系デニムの傾向を持っていると思います。しかし、防縮加工が施されているので、501XXの生地とは風合いは異なります。
後ろ全体の写真です。室内で見た色味の印象に近いです。(少し濃く写っているとも言えます。)
右足膝裏付近から裾にかけて折りジワ、またはクリースによる縦に線状の色落ちが入っています。実際に穿いてみた場合は、気にならないレベルだと思います。
右太ももの下、膝の少し上付近に横に線状の織り傷が入っています。また、その下に1cm弱程度の長さの同様の織り傷があります。
古い年代のデニムでは、織り傷があるものが多いです。(ないものの方が珍しいです。)
年代が新しくなると織り傷はほとんどありません。70年代以降のジーンズで、デニムの織り傷があるものは、まずありません。(あったら、イレギュラー扱いになるかもしれません。)
- [message]
- ##hand-o-right## 備考
- 洗濯する上で、この織り傷は特に気をつける必要はないレベルです。洗濯時に配慮すべきか否かは、織り傷の程度によると思います。傷に痛みが入っている場合は、注意が必要となることもあります。
パッチは、ほぼ完全な形で残っています。タブは少し外れ気味で少しほつれています。
505は、501に比べるとポケットが縦に少し長めの形をしているのが特徴の一つです。
と言っても、ヴィンテージの場合、ポケットの形や大きさは個体差もあります。
右ポケットに財布のような長方形状の物をよく入れて着用していたと思われる色落ちがあります。
パッチは、ほぼ全て残っています。ロット番号表記505 0217が読み取れます。
ツーホースマークの左の馬の横に、”S”の一文字がスタンプされています。通称タイプ表記と呼ばれています。
このような表記がある場合、”タイプ物”または、”タイプS"と呼ぶことが多いです。
裏側・内側の状態
裏返しにした全体写真です。本品はセルビッジ付きです。
- [message]
- ##hand-o-right## 備考
- ヴィンテージ505は、60年代後半のものでも、脇割りもあります。501は基本的に、アウトシームは全てセルビッジ付きになりますが、505の場合、脇割りも珍しくありません。
上の写真では、アウトシームはほぼ開いていますが、元々は閉じている箇所が多かったため、アイロンで補正しました。しかし、閉じる癖は癖は強く残っています。
アウトシームを横から撮った写真です。平に置いた状態でも横から見るとアウトシームのセルビッジ部が浮いています。
この様な状態の場合、縦にして穿いていると、耳は閉じてしまいます。
本品の洗濯の留意事項・注意点
全体的にコンディションは良好です。傷やステッチの損傷なども目立った物はないので、洗濯時に特に注意しなくても良さそうです。
パッチが残っているので、洗濯時にパッチにダメージを与えない様に気を付ける必要があります。(パッチを残した方が良いと考える場合は、洗濯時、洗濯方法を考慮した方が良いです。)
本品はアウトシームが開く癖が残っています。そのため、小雲海は、アウトシームを閉じる補正を考慮した洗濯を行います。
詳しくは、次回の記事で紹介します。
関連ブログ記事:
[##check## 501 タイプ物とは? ディテール・特徴について]
本品を入手した時の記事です。
[##check## ヴィンテージ 505 Big-E Sタイプ]
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