ヴィンテージ 505タイプ物の洗濯の手順、経過を紹介します。私の場合、ヴィンテージ・デニム品の洗濯は、単品を手洗いします。洗濯はバスタブで行います。
一つ前の記事で紹介した様に、本品の全体的なコンディションは比較的良好なので、気をつけて洗う箇所は特にありません。
この505タイプ物の洗濯で留意するところは、パッチが残っているので、パッチにダメージを与えない様に配慮しながら洗う事とアウトシームが開く癖の矯正です。
本品は入手時、アウトシーム・セルビッジが部分的に閉じていました。アイロンを使ってアウトシームを開いていたのですが、穿いていると耳が再び、閉じてしまったりしていました。
デニムは特定の箇所で折れる癖を維持する特性によって、色落ちのアタリができます。
これはデニムの特徴・特性でもあるのですが、変な折り癖がついてしまうと、逆に短所、難点となってしまう場合もあります。
経験上、デニムの折り癖の矯正は洗濯、乾燥時に行うのが有効です。
ジージャンの場合は、洗った後、ハンガーにかけて干すときに癖を直す様に形を整えて乾かすと、癖が取れやすいです。(乾いた後にアイロンがけを行って直すのより効果的です。)
ジーンズの場合、補正したいと思う折り癖は、アウトシームが閉じていることになると思います。
ここでは、アウトシームが閉じる癖の補正法の一例を紹介します。
バスタブの底に505タイプ物を内側を表にし、耳が上に来る様に置きます。通常はこの状態で、水と適量の洗剤を注ぎます。
アウトシームが閉じる癖がある場合は、この状態でアウトシーム部に少量の水を浸けながら、指や手のひらを使ってアウトシームを開きます。
水分を含むとデニム生地は柔軟になります。その性質を利用して、水を含ませた時に補正する形の癖付けをする様に試みます。
上の写真は、補正が一旦終了した状態の写真です。この状態でしばらくそのままにします。1時間後くらいには、濡らした部分が乾いています。
癖が強く付いている場合は、作業を繰り返します。今回の505Cは、作業を繰り返しました。
さらに一時間後に、状態を見て、水を注ぎながら、適量の洗剤を加えて泡立てます。
私がヴィンテージの洗濯に使用している洗剤は、ウーライト ダーク (Woolite Darks)
です。
関連記事のリンクです。
[##check## デニム洗濯に使用する洗剤について・選び方事例]
汚れの程度や匂いなどによって、洗剤水に浸けておく時間を調整したり、通常は2度洗いなのですが、汚れている、匂いが気になる場合は、3度洗いにしたりします。
洗い終わったら、洗剤水を抜いて、水を注いで濯ぎます。
アウトシームは開いた状態になっています。
濯ぎ終わったら、濡れた状態のまま、バスルームの中でハンガーにかけます。
現在、自然乾燥中です。状態によっては、少し湿った程度の半乾きの時にアウトシームにアイロンをかけます。
乾燥後の状態を明日、または明後日に紹介する予定です。
(ここで紹介している505タイプ物は、ロングホーンインポートWebストアの品揃えの強化のため、ストアに追加する予定です。)
関連ブログ記事:
洗濯前の状態です。
[##check## ヴィンテージ 505 タイプ物の洗濯: 洗濯前の状態/事前準備編]
乾燥後の状態です。
[##check## 60年代後半 ヴィンテージ 505 タイプ物 洗濯後の状態]
一つ前の記事で紹介した様に、本品の全体的なコンディションは比較的良好なので、気をつけて洗う箇所は特にありません。
この505タイプ物の洗濯で留意するところは、パッチが残っているので、パッチにダメージを与えない様に配慮しながら洗う事とアウトシームが開く癖の矯正です。
- [message]
- ##hand-o-right## 備考
- 手洗いは、コンディションに合わせて洗い方をアレンジできるのがメリットの一つです。ダメージがあまりない場合は、洗濯機でも(全く)問題ないと思いますが、ダメージがある場合は、手洗いであれば、洗濯時のダメージの進行を最小限に抑える事ができます。
アウトシームが開く癖の矯正
本品は入手時、アウトシーム・セルビッジが部分的に閉じていました。アイロンを使ってアウトシームを開いていたのですが、穿いていると耳が再び、閉じてしまったりしていました。
デニムは特定の箇所で折れる癖を維持する特性によって、色落ちのアタリができます。
これはデニムの特徴・特性でもあるのですが、変な折り癖がついてしまうと、逆に短所、難点となってしまう場合もあります。
経験上、デニムの折り癖の矯正は洗濯、乾燥時に行うのが有効です。
ジージャンの場合は、洗った後、ハンガーにかけて干すときに癖を直す様に形を整えて乾かすと、癖が取れやすいです。(乾いた後にアイロンがけを行って直すのより効果的です。)
ジーンズの場合、補正したいと思う折り癖は、アウトシームが閉じていることになると思います。
ここでは、アウトシームが閉じる癖の補正法の一例を紹介します。
バスタブの底に505タイプ物を内側を表にし、耳が上に来る様に置きます。通常はこの状態で、水と適量の洗剤を注ぎます。
アウトシームが閉じる癖がある場合は、この状態でアウトシーム部に少量の水を浸けながら、指や手のひらを使ってアウトシームを開きます。
水分を含むとデニム生地は柔軟になります。その性質を利用して、水を含ませた時に補正する形の癖付けをする様に試みます。
上の写真は、補正が一旦終了した状態の写真です。この状態でしばらくそのままにします。1時間後くらいには、濡らした部分が乾いています。
癖が強く付いている場合は、作業を繰り返します。今回の505Cは、作業を繰り返しました。
さらに一時間後に、状態を見て、水を注ぎながら、適量の洗剤を加えて泡立てます。
私がヴィンテージの洗濯に使用している洗剤は、ウーライト ダーク (Woolite Darks)
関連記事のリンクです。
[##check## デニム洗濯に使用する洗剤について・選び方事例]
汚れの程度や匂いなどによって、洗剤水に浸けておく時間を調整したり、通常は2度洗いなのですが、汚れている、匂いが気になる場合は、3度洗いにしたりします。
- [message]
- ##hand-o-right## 備考
- アメリカのバスタブを使用した洗濯例となっていますが、日本でもお風呂の形・環境によっては、ほとんど同じ様な形でできると思います。環境が異なる場合は、やり方を少し変えてみることで、要領、基本的なアプローチは同様にできる方と思います。
アウトシームの矯正と洗濯 pic.twitter.com/SL7vBoj3ki— Takaya (@hosiiss1995) August 4, 2015
洗い終わったら、洗剤水を抜いて、水を注いで濯ぎます。
アウトシームは開いた状態になっています。
濯ぎ終わったら、濡れた状態のまま、バスルームの中でハンガーにかけます。
現在、自然乾燥中です。状態によっては、少し湿った程度の半乾きの時にアウトシームにアイロンをかけます。
乾燥後の状態を明日、または明後日に紹介する予定です。
(ここで紹介している505タイプ物は、ロングホーンインポートWebストアの品揃えの強化のため、ストアに追加する予定です。)
関連ブログ記事:
洗濯前の状態です。
[##check## ヴィンテージ 505 タイプ物の洗濯: 洗濯前の状態/事前準備編]
乾燥後の状態です。
[##check## 60年代後半 ヴィンテージ 505 タイプ物 洗濯後の状態]
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