米国時間7月12日夕方にリーバイスからEメールが届きました。表題は"Introducing: The 505TMC"でした。
アメリカでは、日本より一足早く、この秋冬コレクションの新製品505Cが発表、発売開始となりました!
バナーには、505Cの下に"The '70s Rock Jean, Cut For Today"のコピーがあります。
日本で6月中旬に行われたリーバイス秋冬コレクションの展示会でのコピーと同じです。
「70年代のロックジーンズを現代的なカットにした」と言う位置付けです。
さっそく、505Cの紹介ページを見てみました。
"The '70s Rock Jean, Cut For Today"のメインメッセージがあり、ページの下に行くと、リーバイスのデザイン部門のトップJonathan Cheung氏のコメントがあります。
そして、Ramonesのデビューアルバムの表紙の写真と同じ格好をしたメンバーたちの写真と並んで、Cheung氏の505の歴史についての説明があります。以下、説明の概訳です。原文は、505Cのページをご参照ください。
二つの絶大な近代の衣料品であるデニムジャケットとジップフライのジーンズが、サンフランシスコの特別な時に両方ともリーバイスから登場したことは、驚くべきことです。
505の歴史は、カウンターカルチャーと手と手を繋いでいます。ローリングストーンズのスティッキーフィンガーズのフロントカバーやパンクロックの始まりであるRamonesの4人のメンバー全てが着用したバンド名のついたアルバムは非常に有名です。今では当たり前となった破けたジーンズは、505が始祖なのです。
– JONATHAN CHEUNG, SVP APPAREL DESIGN, LEVI’S®
505と70505は、1967年に登場したのはその通りです。
しかし、505は551ZXXという製品の名前が変わっただけです。70505も登場時は557から名前が変わっただけです。
トラッカージャケットの定義にもよりますが、普通に考えて元祖は557だと思います。(苦笑)
ちょうど西海岸のヒッピーカルチャーが立ち上がる年と前から存在していたデニムジャケットとジーンズが、名前が変わって登場した時が一緒なだけなのに、無理矢理結び付けている感が否めません。
そもそも、ヒッピー文化の前半の象徴的なスタイルは、ベルボトムです。そして、その後は個性的なデコレーション・カスタムです。
関連ブログ記事:
リーバイス前ヒストリアン、Lynn Downeyさんのドキュメントの日本語訳です。
[##check## 70年代、80年代、そして今]
505とヒッピー文化やカウンターカルチャーとの結びつきは、希薄というか全くないに等しいと思います。
パンクロックの始まり大きな影響を与えたと言われるRamonesが505を着用していたのは事実と思いますが、話を広げすぎていて、なんだかなという感じです。
まあ、アメリカではこの様な意見を持つ人は少数でしょうし、そもそも対象顧客層ではないと思います。
製品のコンセプトが「70年代のロックジーンズを現代的なカット」なので、そこを少し強調・拡大しているとも言えなくもありません。
501CTは、リーバイスのオンラインストアでは、”テーパード”という新しいカテゴリーを作って、501CTを入れていました。
505Cは、どのカテゴリーに属するのか注目していました。オンラインストアでは、511と一緒のスリムフィットのカテゴリーです。
メンズ505Cの特徴
Sits below waist - 10.75" (505Cの説明ページには、Sits at waistになっています。)
Slim through seat and thigh
Straight Leg
32インチのものを測定して、股上は10.75インチ(約27.3cm)とのことです。
ジャパンラインの505リンスのウエスト32インチの前股上の実寸が28cmとのことなので、ほぼ同レベル(若干浅め)の股上の深さと思います。
ヒップ周りから太もも部にかけて細みでストレートレッグとのことです。(写真で見るとテーパードも結構かかっている様に見えます)
レディース505Cの特徴
[##check## 505Cがプレス発表される]
[##check## 505Cと501CTの製品コンセプトから見た類似点、相違点]
アメリカでは、日本より一足早く、この秋冬コレクションの新製品505Cが発表、発売開始となりました!
バナーには、505Cの下に"The '70s Rock Jean, Cut For Today"のコピーがあります。
日本で6月中旬に行われたリーバイス秋冬コレクションの展示会でのコピーと同じです。
「70年代のロックジーンズを現代的なカットにした」と言う位置付けです。
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"The '70s Rock Jean, Cut For Today"のメインメッセージがあり、ページの下に行くと、リーバイスのデザイン部門のトップJonathan Cheung氏のコメントがあります。
"THE 505TM'S HISTORY GOES HAND IN HAND WITH COUNTERCULTURE." - JONATHAN CHEUNG, SVP APPAREL DESIGN, LEVI'S右には505Cのビデオが組み込まれていました。ビデオは音楽(パンクロック)を絡めた構成になっています。
そして、Ramonesのデビューアルバムの表紙の写真と同じ格好をしたメンバーたちの写真と並んで、Cheung氏の505の歴史についての説明があります。以下、説明の概訳です。原文は、505Cのページをご参照ください。
![]() |
The Ramones, Album Cover |
歴史について少し話をしましょう
505は、the Summer of Love、西海岸文化の爆発と奇しくも同じ1967年に登場しました。60年代の後半は、音楽、映画、カウンターカルチャー、人権活動の信じられない程激動があった時期です。そして、まさにそんな時に、505は同様に後の年代まで影響を与えるタイプ3のトラッカージャケットと一緒に誕生しました。二つの絶大な近代の衣料品であるデニムジャケットとジップフライのジーンズが、サンフランシスコの特別な時に両方ともリーバイスから登場したことは、驚くべきことです。
505の歴史は、カウンターカルチャーと手と手を繋いでいます。ローリングストーンズのスティッキーフィンガーズのフロントカバーやパンクロックの始まりであるRamonesの4人のメンバー全てが着用したバンド名のついたアルバムは非常に有名です。今では当たり前となった破けたジーンズは、505が始祖なのです。
– JONATHAN CHEUNG, SVP APPAREL DESIGN, LEVI’S®
備考・コメント
505と70505は、1967年に登場したのはその通りです。
しかし、505は551ZXXという製品の名前が変わっただけです。70505も登場時は557から名前が変わっただけです。
トラッカージャケットの定義にもよりますが、普通に考えて元祖は557だと思います。(苦笑)
ちょうど西海岸のヒッピーカルチャーが立ち上がる年と前から存在していたデニムジャケットとジーンズが、名前が変わって登場した時が一緒なだけなのに、無理矢理結び付けている感が否めません。
そもそも、ヒッピー文化の前半の象徴的なスタイルは、ベルボトムです。そして、その後は個性的なデコレーション・カスタムです。
関連ブログ記事:
リーバイス前ヒストリアン、Lynn Downeyさんのドキュメントの日本語訳です。
[##check## 70年代、80年代、そして今]
505とヒッピー文化やカウンターカルチャーとの結びつきは、希薄というか全くないに等しいと思います。
パンクロックの始まり大きな影響を与えたと言われるRamonesが505を着用していたのは事実と思いますが、話を広げすぎていて、なんだかなという感じです。
まあ、アメリカではこの様な意見を持つ人は少数でしょうし、そもそも対象顧客層ではないと思います。
製品のコンセプトが「70年代のロックジーンズを現代的なカット」なので、そこを少し強調・拡大しているとも言えなくもありません。
アメリカではメンズ5色、レディース6色の品揃え
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505C 発売開始時の品揃え:メンズ5色 |
アメリカでは505Cは、発表と同時に発売も開始しています。
色のバリエーションは、メンズ5色、レディース6色です。価格は、レディースの1色(凝ったダメージ加工の色:Pattiが148ドル)を除いて、メンズレディースとも全て98ドルです。
アメリカのジーンズの価格としては、プレミアムに近い価格帯です。
505Cは、FIT(形)の分類ではSLIMに属する
501CTは、リーバイスのオンラインストアでは、”テーパード”という新しいカテゴリーを作って、501CTを入れていました。
505Cは、どのカテゴリーに属するのか注目していました。オンラインストアでは、511と一緒のスリムフィットのカテゴリーです。
メンズ505Cの特徴
Sits below waist - 10.75" (505Cの説明ページには、Sits at waistになっています。)
Slim through seat and thigh
Straight Leg
32インチのものを測定して、股上は10.75インチ(約27.3cm)とのことです。
ジャパンラインの505リンスのウエスト32インチの前股上の実寸が28cmとのことなので、ほぼ同レベル(若干浅め)の股上の深さと思います。
ヒップ周りから太もも部にかけて細みでストレートレッグとのことです。(写真で見るとテーパードも結構かかっている様に見えます)
レディース505Cの特徴
Sits below waist - 9.75" front rise
Slim through hip and thigh
Straight leg
股上の深さは9.75インチ(約24.8cm)、ウエスト27インチを測定したものとのことです。
ジャパンラインの501CT ウエスト表記27インチの股上が24.5cmなので、こちらも同程度の股上の深さの様に思います。
メンズと同様にヒップ周りから太もも部にかけて細みでストレートレッグとのことです。(写真で見るとテーパードも結構かかっている様に見えます)
日本で発売される505Cは?
プレスの発表では、日本で発売予定の505Cは、メンズ7色、内3色はセルビッジ、レディースは5色。価格は11000円から18000円。発売開始は7月22日と発表されています。
501CT発表、発売開始時、レディースのラインは日米で共通のモデル(色)でした。
505Cも、レディースは日米共通モデルかもしれません。
もし、同じ色であれば、日米間で価格差もほとんどなく、流通、販売コストを考えると、日本の値付けはかなり積極的になっていると言えます。
日本では新製品への関心、興味は一般的に高くなる傾向があるので、リーバイスジャパンは505Cに力を入れて販売するのではないかと予想しています。
<追記>
7月22日、505Cが日本でも発売開始になりました。メンズ・レディース共、日米共通の色が中心です。さらに興味深いことに、メンズとレディースの色・生地も共通のものがほとんどです。
[##check## 505C 日本でも発売開始!!日米、男女共通色中心!]
<追記>
7月22日、505Cが日本でも発売開始になりました。メンズ・レディース共、日米共通の色が中心です。さらに興味深いことに、メンズとレディースの色・生地も共通のものがほとんどです。
[##check## 505C 日本でも発売開始!!日米、男女共通色中心!]
関連ブログ記事:
[##check## 505Cと501CTの製品コンセプトから見た類似点、相違点]
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